心地よい結婚式に

 

 

 

 

結婚式、あれはイイものだが

 

細かい礼儀作法がある分、すこし厄介なものでもあるから気をつけたい。

 

 

式に呼ばれて、真っ先にぶつかる厄介事といえば

 

ご祝儀のことだろう。

 

 

一体いくら包めばいいのだろうか?

 

 

正直、式は半分以上が見栄の塊だ。

 

その見栄にこちらが付き合うことはない。

 

 

身分相応の金額を包めばいいんだ。

 

 

三でいい。

 

 

それ以上の金額を包むのはよほどの関係だ。

 

 

五万も十万も包むのは成金のすることだ。

 

 

また、新郎もしくは新婦と親しい仲なら

 

スピーチを頼まれることもある。

 

可能ならやってあげなさい。

 

 

「今日は一段と綺麗だよ、本当におめでとう。」

 

スピーチは簡潔がなによりである。

 

みっともないから、

 

 

出会った頃から今までの話を、ダラダラとするもんじゃない。

 

 

 

 

披露宴で、やたらと飲んで騒ぐのがいるが、

 

 

いい歳こいた大人が、なにやってんだ、と毎回のごとく思う。

 

 

結婚式は家と家が挨拶をする場でもあるんだ。

 

席に座って、賑やかにやれば、それでイイ。

 

 

酔心地を愉しむのが、大人の酒だと思う。

 

 

祝いだ、騒ぐぞ、酔うぞ、なんてバカの発想は

 

見苦しくてたまらない。

 

 

 

新郎に酒をすすめて酔わせようというのもいるが、

 

あれも品がない。

 

 

新郎に酒を注ぎに行くなら、

 

おめでとう、疲れるなよ、くらいは

 

小声で言う方が、真の友人だと思う。

 

 

 

 

 

間違っても出席している女性に色目を使ったり、

 

恋人探しをしたりするのは愚の骨頂である。

 

 

 

 

喧嘩をしたがるのもいるが、あれは放っておけ。

 

「今日はせっかくの祝い酒じゃないか、あいつ(新郎)の晴れ舞台だ、お互い愉しくやろう」

 

と乾杯でもすれば、テメエこの野郎、とはならない。

 

 

 

 

 

結婚式で、

 

騒ぐな、破目を外すな、とは言わない。

 

だだその結果、楽しい思い出が残るならいいが、

 

たいがいやり過ぎると厄介事が起きるのが常である。

 

 

 

 

 

 

 

友人の結婚式で

 

同席していた男(顔も、名前も知らない)が

 

椅子にのけぞり返るように座りながら

 

悪態をついていた。

 

 

 

飯が遅い、酒が不味い、テーブルの位置が悪い、新婦が不細工だ…と

 

目についたことの文句を並べてやがる。

 

相手はかなり酔っている様子だった。

 

 

 

私は我慢ならず、男の靴を指差して

 

「この足を引っ込める気はあるか」と訊いた。

 

 

男は、私に顔を近づけ一言、

 

 

「ねぇよ」

 

 

 

 

 

「テメェこの野郎」

 

 

 

 

ひとつ主催者に我儘を言うのなら、

 

招待するゲスト選びには(私を含め)、適切なご配慮をお願いしたい。

 

 

 

コメントを残す